このレビューはネタバレを含みます
面白かった!
映画監督養成スクールで見本として一番に紹介されていそうな、非常に美しくまとまった作品。今が起承転結のどこなのかがとても分かりやすくて親切。良い意味で終着点が見えている感じ。スピルバーグが監督じゃなかったら岩波ホールくらいの規模だったのではと思ってしまうくらい味わいと奥行き重視な印象だった。
小説を読んでいるような感覚というか、撮り手が描写したい場所が的確なカメラワークに感じた。
この穏やかな作品の中でR12に該当する場面はどこだったんだろう?
『エンドロールのつづき』のように、自伝的映画は当たり前だけどリアリティがあり、愛情深く作られていて心地良い。
自伝的映画といえばパパクローネンバーグの新作映画も待ち遠しいな〜