スピルバーグの自叙伝、サミー・フェイブルマンズ少年がいかに映画の世界に飛び込んでいったのか、もしくはそれはもう運命づけられていたのか、的な話！
俺想像以上にスピルバーグ見てねえのですが、レディプレイヤー１は大好きだったので視聴。てっきり俺はスラムドッグミリオネア的な、トラックやサメに襲われ、それをムチでしばき、宇宙人とか恐竜とかに出会ったけど、それは実はゲームの中だったので俺はガンダムで行く！的な話とばかり思っていました。今までの人生経験が、彼の作品のヒントに...と思いきやだったのでこれはかなりの肩透かし。
内容は自叙伝というか、スピルバーグが墓まで持って行き損ねた私怨にすら思えるほど、（おそらく）彼の家庭環境にまつわる超プライベートな内容。中学生日記かよ。彼が育った家庭が本当にこうだったのかはわかりませんが、「目に写った全てのドラマにカメラを回したくなる」宿命のトドメみたいで、俺は結構心傷んじゃったかも。なんか良くない言い方のオンパレードですが、これが彼の集大成なら人生は復讐劇じゃあないか、と。でも少し考えると、誰しもそれなりに歳を重ねたら、一度自分の人生を振り返ってご覧なさい、結構面白い映画じゃんね、て思える機会にもなりました。この事実には希望と面白さはあると思います。
てか主演のサミー少年役ガブリエル君、この前の出演作があのミニゾンビコント映画「デッドシャック」だけなのかよ！アメリカンドリームにもほどあんだろ。売れたくばホラーを踏み台にしろは定説だな。
