TaKeiteaZy

ボーはおそれているのTaKeiteaZyのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
3.9
ボー。ボー?

実家に帰る話。

アリアスターですよ。ヘレディとミドサで魅入られてしまった人は、もちろん色々な情報が出てしまう前に劇場へ。3hあるので、自分も相当な覚悟で臨んだつもりでしたが、これはやりやがったな。アリいつか会ったら絶対とっちめてやる。

4部構成くらいで次元が3つか4つくらいあって、序盤ちょっとロジックをこっちに認識させて、劇場でも笑いが起きるくらいの展開をさせておきながら、情けない話、最終的に観ながら時計を4回は確認してしまった。アリに「どう?今どんな感じ?」とこめかみをちょっとキツめの器具でぐりぐりさせられ続けていた。単身で挑むには相当にキツい...これから見る人は心の中にダブルヒガシを宿らせ「何が?」「いつまでやんねん!」「ひとつも意味わからん!」「もうはよ帰らせて!」と言わせながら見ると、恐らく耐えられると思います。どうかご武運を。

最後、スタッフロールが流れ始めた瞬間に、後ろのお兄さんが「マジかよ...」て声出してたよ。自分も劇場では少し前の方で見ていたのだけれど、帰る時この瞬間を戦い抜いた同志の顔を見たくてなんか振り向いてしまった。その後みんな心なしか少し早足だった。

めちゃくちゃ腹立つのはだからと言って確実に星二つとかつける作品じゃないんだよなぁ。トップバッターの令和ロマンを見た松ちゃんの気分だわ。これについてわかったようなこと言ってカッコつける気はねえよ。なんで俺の人生にこれを見た3時間が存在してしまったのよ。いいな!他の人はその3時間が豊かなる時間で埋まっていてさ!てめえのせいだぞアリ!早く次の作品をちょうだい!おねがい!
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