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ストーリー・オブ・フィルム エピソード9. 新しいアメリカ映画の1のレビュー・感想・評価

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今回のテーマは「アメリカンニューシネマ」(1967~1979)

1960年代にアメリカのスタジオシネマは終焉を向かえ、60年代後半に入り、新たな潮流としてアメリカンニューシネマという波が来ていた。

その中で重要な人物が次の5人。
マーティン・スコセッシ、フランシス・フォード・コッポラ、テレンス・マリック、ロバート・アルトマン

彼らは全員キリスト教系反体制派であり、アメリカ映画の枠組みを広げようと作品を発表していく。(私は枠組みを広げるために闘っている。 by M•スコセッシ)

また、今回のニューシネマの説明として3種類に分けながら説明している。

一つは反体制的, 風刺的な映画(ex:キャッチ22←秀逸な風刺映画)

もう一つは、生身の人間の物語であり、語りかけてくる映画

最後に、融合主義的な映画である。
このタイプの映画は枠組みを広げることに興味はなく、旧来の作品をより洗練させ思慮深い映画を制作することに主眼を置いている。
融合映画の傑作としてはボブ・フォッシーの「キャバレー」を挙げている。

また、アメリカンニューシネマの時代の到達点のひとつとしてポランスキー「チャイナタウン」を紹介。

その他、テレンス・マリックの映画がタルコフスキーのように風の効果を多用していることなどにも言及していた。
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