山田洋次監督91歳にして90作目の劇映画は、『母べえ』『母と暮せば』に続く『母』3部作の3作目。東京の下町を舞台に、母親と息子、彼らを取り巻く人々が織り成す人間模様ー。
あくまでも個人的には‥という前提の元なんだけど、〈おふくろ〉〈女房〉という呼称の日本一似合わない女優・吉永小百合の下町母さん…。どうだろうか?(サユリストの皆さん、怒らないで〜)
ーという下町人情オカン姿の吉永小百合が最大のツッコミどころがなんだけど、他にも作品内にツッコみポイントが多く、一つ一つ並べたらMEGといい勝負なんじゃないかと思ってる。いろんな忖度が見え隠れするのも同様かと‥(笑)
作品としては、実質的な主人公を仕事・家族関係に悩む息子(大泉洋)にした事で全体的に上手く纏まっていた印象を受ける。人情ドラマ嫌いじゃないので、それなりに楽しめたと思う。
こういった作品の大泉洋の上手さは折り紙付きだけど、永野芽郁の朗らかな雰囲気もホームドラマと相性がイイと改めて感じた(それにしても彼女はなぜあんなに奇抜な格好をしてるのだろうか?)
作品としてあまり記憶に残る作品ではないと思うけど、鑑賞後は酸辣湯麺が食べたくなってくる。
帰りにセブンイレブン寄ったら、ちょうどフェアやってて売ってるじゃないか!‥しかも“黒酢の”とかコラボっとんのかと思っちゃうやん(笑)