おけい

新婚道中記のおけいのレビュー・感想・評価

新婚道中記(1936年製作の映画)
3.5
死ぬまでに観たい映画1001本

『北北西に進路を取れ』をつい再鑑賞してしまった流れから、ケイリーグラントのコミカルな演技が観たくなり立て続けに鑑賞。

些細なことから離婚に発展してしまう新婚カップルのその後のドタバタ劇をコミカルかつ軽快に描いたドラマ。

妻の住まいの隣の独身男、ボイストレーニングの先生と男の影がちらつく前半戦のプロットが素晴らしい。

飼い犬のスミス君の養育権を裁判で奪われた夫が、スミス君と会う権利を主張し、妻の恋路を邪魔するシーンが最高に好き過ぎる。

スミス君と遊んでるからお構いなくと言いつつピアノを弾いて歌って騒音をたてまくるケイリーグラントが可愛い。なんやかんやとお互い嫉妬し合って邪魔し合うみたいな。

後半は正直かなり失速。前半戦が面白かっただけに少しもったいない印象でした。
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