19世紀のアメリカ、ウエストポイント陸軍士官学校が舞台。
士官候補生の変死をめぐり、元刑事オーガスタス・ランドー(クリスチャン・ベール)が事件の真相を追う。
同じ士官候補生のポーが捜査に協力するが、彼は士官候補生の中でも変わり者。だがポーは文学に精通し、頭のキレも良いといった味付けがミソとなる。
物語は事件の真相に中々たどり着けず、その部分を主にランドーとポーの人物像を深堀していくといった内容が続いていく。
といった変化に乏しい中盤に、ミステリーとしての緊張感に欠けてしまうが、後半この仕込みが効いて、思いもよらぬといった驚きへ導かれます。
このある意味回りくどい展開が刺さるかどうかで、評価が割れそうな印象でした。