カミワザ

マーベラスのカミワザのレビュー・感想・評価

マーベラス(2021年製作の映画)
3.4
タイトルは、優秀・素晴らしいといった意味で、本作では「超一流」を指す。

プロの殺し屋(マギー・Q)は殺害された師(サミュエル・L.ジャクソン)の復讐に乗り出すが、狙うボスには凄腕のセキュリティ(マイケル・キートン)が就いていた。
二人の「超一流」の死力を尽くした戦いが見所になるのだが、敵であるはずのマイケル・キートンが物腰柔らかく迫る(てか口説いてる!?)ので中々二人が戦わない。
それどころか、恋愛映画のような会話の駆け引きとかい、正直見たいのはそこじゃない。
で、僅かながらの戦いしか見せてくれないので、アクションとしては消化不良。

更に、孤児を暗殺者に育て上げる設定は「ニキータ」だし、アクションの所々がシャリーズ・セロンの『アトミック・ブロンド』っぽい。
見所となるポイントも、なんかどっかで見たことあるわ~の連続。

ただ、マギー・Qのスタイルの良さと、長身から繰り出すスタイリッシュなアクションが格好良く、マイケル・キートンも良く動いていた。
良い所があっただけに、ボリューム不足がちょっと残念な作品でした。
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