うわ……面白すぎるよ……。
映画観ながら小声で「おっもしろいなぁ…」って言っちゃいました。
それくらいとにかくハラハラしまくるし、「うわぁ！バレる！！」「それだとこっちが危ない…！！」とグイグイと引き込まれていきました。
まずもってどんな映画かもよく知らずに「なんか評判いいな」程度で行ったので、ポスターアートからホラー映画だと思ってました。
いつゾンビ出てくるのかな〜って。
しかし実際は宮廷モノ、歴史サスペンス！
そこにスパイ映画的な要素もあって、なんとまぁ面白いのなんのって。
主人公が盲目ということもあって、映画の大半が暗闇なんですが、その暗さ表現がむちゃくちゃ上手い。綺麗。
撮影が見事すぎる。
そしてハラハラに拍車をかける繊細な音響演出もエグい。
こういうのこそIMAXとかドルビーシネマとかでかけるべきですよ。マジで。
かように、暗闇表現の美しさや繊細な音響演出が見どころの作品なので映画館鑑賞マストです。本当に。
お話運び、脚本も上手すぎますね。
主人公の動機や出来ることと出来ないことをしっかり描いているからこそ、
「事態がそっちに転がったらまずい！」と主人公と同じタイミングで観客もハラハラできる。当たり前なんだけど、それがものすごく上手くできてて感心させられました。
ポスターアートにもなってる眼球の近くに針が来るシーンとか「うわ！！」って声あげそうになりました。
そして拡大鏡のくだりは涙が溢れてくるんですなぁ…。
今年ベストです！
