ドナウ

カラヴァッジオのドナウのネタバレレビュー・内容・結末

カラヴァッジオ(1986年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

恐らく監督のパーソナルな一面が色濃く反映された映画なのでしょう。性的暗喩が多用され、同性愛や聖職者の性を思わせる表現でデカダンな作風。独白部分は宗教的、詩的なものが多く難しい反面、絶頂のナレーションはかなり直接的。絵画を人間で再構成した映像は美しく、時代錯誤な小道具、衣装、音楽、効果音がユーモラス。墓地のような場所でのパーティや、新世紀のお祝いに死神の扮装やドクロのお面などは生と死の対比でしょうか。
ドナウ

ドナウ