韓国の職業高校（日本で言う専門学校みたいな感じかな）の女子高生が、学校に仕事を紹介してもらって、入ってみたらブラックコールセンターだったみたいな話。
大人の自分から見ると、「そんな職場辞めてしまえ、以上。」でしかないんだけど、高校生だし、韓国の行き過ぎた競争社会（システム）に自分が組み込まれてしまっていて、簡単に辞められないんだろうなあという感じ。受験も入学してからも就職も職場もどこもかしこも競争させるようにできてる。
観ながらすごく長いと思ってたら本当に長かった。138分かー。長いよー。
前半は女子高生、後半は刑事が主人公の二部構成になっていて、ペ・ドゥナ（刑事）が出てきてアガった。そこからグイグイ展開することを期待したんだけど、後半もかなり長い。話の進行が遅くて眠くなってしまった。
2017年に実際に起きた事件で、さすが韓国。黒歴史を映画化するの早いな！
私はコールセンターの仕事とか絶対無理なタイプなんだけど、今まで会ったことある人の中でそういうの比較的大丈夫そうな人って、クレーマーに対してすごい申し訳なさそうな声音で謝りながら、内心「やっべー、すげーキレてるぜ（笑）」って感じで、真に受けない力が高い気がする。
〈追記〉
映画が公開された後、「職業教育訓練促進法」改正案が国会本会議を通過したらしい。さすが。
この改正案は通称「次のソヒ防止法」。（『あしたの少女』の原題は『次のソヒ』）。
