「歌謡曲で幕を開ける」
「『セールス・ガールの考現学』と」
「『37セカンズ』に」
「『TAR/ター』が順不同で入り乱れる」
「【ギャスパー・ノエ】のようで」
「【村上春樹】みたいな」
「まさに」
「フランスと韓国のフュージョン・リミックス・
新感覚コミュニケーション・人類学エンタメ」
「徐々に【ゆりやんレトリィバァ】」
「って」
「実は3週前に観てたから
そこまで覚えておらんとです……!!」
やっとこさ、筆が動きました。
やっぱり
面白くて挑戦(挑発)的で
こちらの審美眼を試してくるような
ギンギンに研ぎ澄まされた創作意欲に溢れる作品に
出会うと、言葉がまとまらず
つい、レビューを先送りにしちゃうもんですね。
もう、この映画は一言で「自由」。
キャラクター、ストーリー、脚本、
演出、カメラワークにBGM、衣装やロケーション。
明確なメッセージと主体性さえあれば
ルールやセオリーなんて関係ない。
ジェンダーもコンプレックスも
恋愛も仕事もルーツやアイデンティティも
とにもかくにも「流動的」。
「飲み屋マッチング・オーガナイズ」は圧巻だし
テロップで入る
「そして○年後」のインパクトったら……。笑
いやはやいやはや。
ハッピーもバッドも
エンディングはボーダーレスな時代なんですね。
万人にはハマらないと思いますけど
【ランジャタイ】や【真空ジェシカ】がお好きな
クセつよ有識者なら
お楽しみいただけるかもしれません。