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いかレスラーのTSのレビュー・感想・評価

いかレスラー(2004年製作の映画)
1.0
【エビもあればイカもあるカルト映画】
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監督:河崎実
製作国:日本
ジャンル:コメディ
収録時間:92分
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やばすぎ。初めて自分がやった方がまだ演技マシじゃないか?と思える映画に出会えました。前々から気になってたのですが中々なくて、たまたま叔父がダビングしていたので借りて見ました。

いやーー。絶句。あまりのくだらなさに笑ってしまいました。設定としては、プロレスラーが修行をし過ぎてイカになってしまうというもの。一人のヒロインを争いながらプロレスチャンピオンと戦うわけですが。

まず、このヒロインとプロレスチャンピオンの演技が大根役者以外の何者でもない。ビンタも手抜きだし、しかも真剣な場なのに半分笑っとるし(笑)ルー大柴も出てるのですがこれも酷い。いかレスラーに襲われてるのに半笑いで止めろー!て言われても…

いかレスラーとヒロインのセックスシーンもどう考えても可笑しいし(とはいってそのシーン自体はほとんど映りません)、そこから生まれる子どもがイカというのはふざけすぎ。そもそもこの世界の人間は、何故にイカが喋ってることに違和感を感じないのか。修行のしすぎでイカになってしまったと本気で思ってるのだろうか。馬鹿馬鹿しい。

肝心のレスリングシーンも超ショボくて、まわりのエキストラも恐らくほとんどいない始末。その割には歓声が聞こえますが、間違いなく録音したものであり、所々映るエキストラの映像も明らかに画質が違うので、何処ぞの実際のレスリング中継の映像を切り取ってきたのでしょう。

いかレスラーを本気で応援しているファンにも唖然。筋肉むきむきの現役レスラーを追い越してこのいかレスラーを応援するという気持ちがまるでわからない。ストーリーは滅茶苦茶で、寒いネタが所々ぶっ込まれる日本を代表するカルト映画の一つと言えるのではないでしょうか?(笑)

海外の『えびボクサー』からヒントを得たそうですが、恐らくそれ以下。しかし、僕からするとあまりのくだらなさに笑いまくってしまったので、スコア自体は同じですがこちらに軍配を上げたいと思います。どんぐりの背比べみたいなものですが。
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