レイトショーで鑑賞。CM動画を観た感じでは、ダンスの印象が強かった。人形ということで“アナベル”や“チャッキー”の仲間のような先入観があったが、観た感想としては21世紀の「ターミネーター」だった。
物語のテーマは、両親を亡くした少女が独身の叔母との関係を築くホームドラマであり、主人公は少女ではなく叔母のジェマである。そして、ミーガンは子供にとって必要な姿勢を学習し、体現する存在であり、ジェマを“母親”として成長させる。
そして、もう一つのテーマとして、AIの覚醒による殺人という「ロボット三原則」を無視したSFホラーである。
後半の動きは、CMのダンスと比べてものにならない不気味さがあり、もちろんターミネーターのオマージュともとれるシーンで楽しませてくれる。
子供を持つ親としては、ゲームやタブレット任せではなく「子供を観て育てる」大切さを教えてくれる。