emily

ハーブのemilyのレビュー・感想・評価

ハーブ(2007年製作の映画)
2.1
7歳の知能のまま止まってしまった20歳のサンウンは、母と二人暮らし。あるとき王子様のようなジョンボムと出会って、心惹かれる。ジョンボムはサンウンを弁護士だと勘違いし、付き合うようになるが、ある時障がい者手帳を見つけてしまい、サンウンに距離を置くようになる。恋と母の病気に立ち向かいサンウンが少しずつ独り立ちしていく物語。

カン・へジョンが演じるサンウンの頭の中の描写が非常にかわいくて、シンデレラや白雪姫なんかの声が頭で会話してる感じだったり、ふわふわしてて障がい者というよりはだたの乙女にしか見えなかったけど、口元だったり、表情が非常にかわいくて、ちょっとマネしたくなります。

障害者だと分かった後も、その無邪気さにジョンボムも惹かれていくのがすごくあったかくて、突き放したいけど、やっぱり気になってしまう感じの描写も心あたたまるな。

母親の病気と恋する気持ちにより、少しずついろんな事を自分一人でできるようになっていくサンウン。母と子供の絆の深さが非常に際立ち、素直に気持を伝えあえるサンウンと母の関係が素敵だなって思った。それはサンウンが純粋な子供だからで、素直に伝えないと伝わらないからなんだけど、やっぱり親子でも気持ちを伝え合えて、思いあえたら誤解も生まれないんですよね。なかなかできないんですけどね。
emily

emily