Scarlet

マッチングのScarletのレビュー・感想・評価

マッチング(2024年製作の映画)
3.5
“結末を楽しみに。パンフレットは鑑賞後に買うのがお勧め”

“内田英治監督の脚本は、どんでん返しが予想できてしまう”のがこれまでの作品だったが、(異動辞令は音楽隊、探偵マリコの生涯で1番悲惨な日)本作は違うかもしれない。

SNS絡みのミステリーと恋愛物のマッチングというと、”スマホを落としただけなのに”が思い浮かぶ。

“サイコパスによる連続殺人”という点では似ているが、もっと深い闇が隠れている点では、本作の方が面白い。

ウエディングプランナーをしながら恋愛経験が殆ど無い、というヒロイン輪花(土屋太鳳)の設定には無理があるが、彼女の家庭環境や幼児体験が明らかになると、納得できてくる。

1家族の黒歴史が全ての事件に繋がっていくという、恐ろしいストーリー。

ネタバレさせたくないので、これくらいで留めておこう。
結末を楽しみに。
Scarlet

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