“結末を楽しみに。パンフレットは鑑賞後に買うのがお勧め”
“内田英治監督の脚本は、どんでん返しが予想できてしまう”のがこれまでの作品だったが、(異動辞令は音楽隊、探偵マリコの生涯で1番悲惨な日)本作は違うかもしれない。
SNS絡みのミステリーと恋愛物のマッチングというと、”スマホを落としただけなのに”が思い浮かぶ。
“サイコパスによる連続殺人”という点では似ているが、もっと深い闇が隠れている点では、本作の方が面白い。
ウエディングプランナーをしながら恋愛経験が殆ど無い、というヒロイン輪花(土屋太鳳)の設定には無理があるが、彼女の家庭環境や幼児体験が明らかになると、納得できてくる。
1家族の黒歴史が全ての事件に繋がっていくという、恐ろしいストーリー。
ネタバレさせたくないので、これくらいで留めておこう。
結末を楽しみに。