予算多めに貰った学生映画みたいやった。
過去の回想使いまくって、説明的に種明かしする演出、すっごくもっさりしてた。
死んだ目で不気味にニヤリ、みたいな100年前のサイコパス表現何回も使ってた。
そのステレオタイプ感、チープ感が逆に監督の持ち味なのかも知れんけど俺には刺さらなかった。
サイコパス大安売りでしたね。この地域なんでこんな紋切り型の狂人ばっかり生息してるんやろ。
トムくん、一応主役なんかね?登場人物の中で一番小者っぽかったけど。コイツ絶対本名「つとむ」とかやと思う。
「僕は不幸の星の下に生まれた…」とか「生まれてすぐコインロッカーに捨てられた、そこで死ぬべき運命だったんだ…」とか意気揚々と厨二設定喋ってるのが悪い意味で面白くなってもうてた。
なんかケンドーコバヤシが自分の生い立ちを語る時に言う、「獄中出産で生まれた」とか「実の父親に銀貨30枚で売られて…」とか「巨大な鷹にさらわれた弟を探すために芸能界に入った」とかのネタ思い出してもうて、真剣に見れなかった。