Nana

愛と哀しみのボレロのNanaのレビュー・感想・評価

愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)
3.8
子どもの頃に見た後、学校でジョルジュドンの真似して踊ってた記憶しか無かった本作、40年ぶりに見ました!

いろいろな国のいろいろな人のいろいろな世代のモチーフが散りばめられていて、途中からよく分かんなくなるって言うか、このエピソードいる?ってストーリーも入ってて、ちょっと長い。
すごい人も普通の人も描きたいと言う監督の趣味なのか。

しかし、なんと言っても、最初と最後のジョルジュドンの踊りが圧巻で、何ならこれだけの3時間でもいいくらい。(さすがのジョルジュドンも息切れるか)
コンサートシーンにメインキャラの本人とか子供とか孫が集うシーンが、印象的でした。
血が繋がってると同じ俳優を使うシステムで、同じシーンにジェームズカーン父とジェームズカーン息子がいたり、わざと分かりにくくしてんの?( ´ㅁ` ; )

歌手はジェラルディンチャップリンじゃなくて、オペラ歌手とかちゃんとした人を口パクでもいいから使って欲しかった… やたら歌唱シーンが多かったけど、あまり…だよね。何か忖度があったのだろうか?

お気に入りのシーンは収容所から帰ってきたユダヤ人の乗った列車がパリに着き、ぐるっと反対のホームに向かうとドイツに返されるドイツ兵がいるシーン。
アメリカだけはずっと楽しげだったけど、ヨーロッパはいろいろ辛い歴史があるのだなあ。

ボレロは大好きでたまに家事のBGMにしてるんだけど、未だにジョルジュドンのモノマネをしてしまう💦 インパクトの強い作品でした。
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