満を辞して上映初日の朝一IMAX鑑賞。
久しぶりのゴジラ新作、舞台設定が戦後直後ということで今までのゴジラの時間軸でいうと最古になるが、どのようにゴジラが生まれるのか、どのように人たちはゴジラへ対峙するのか、観る前から想像力が膨らんでいた。
いざ始まると、冒頭からかっ飛ばしてきて心の準備が出来ないままストーリーの中に強引に引き込まれていった。
ゴジラは生物ではあるが生物を超越した存在としての描かれ方がほんとに素晴らしい一方、戦後直後の人々の描き方もみんな心に傷や負い目など色んなことを抱え込んでいる様が描かれていて素晴らしかった。
感情の起伏としては怪獣映画としての興奮ポイントが盛りだくさんで上がるばかりと思ったが、ストーリーの方ではとにかく絶望感のオンパレード。
ラストに向けて感情の起伏が激しくなって思わず涙が止まらない。
単純に感動してお涙頂戴のストーリーではないので、そこは安心できるかと。
単純にプラスとマイナスと白黒つけたくなる作品かと思いきや、プラスの中にマイナスもあるし、マイナスの中にプラスがあるという意味で人生も同じなのかなと感じた。
令和のゴジラとして新たな新基軸になるうる作品とはこのこと。IMAXやDolby、MX4Dなど様々なフォーマットでの映像体験ができるのも楽しみ。
