モノクロ上映がスタートして楽しみにしていたものの意外と上映時間が限られてたことに気づき、仕事終わりに慌てて劇場に駆け込んだ。
フルカラーであり、しかも2023年の技術の粋を詰め込んだ作品をモノクロ上映、楽しみな気持ち半分、物足りなかったらどうしようと不安な気持ちもあり鑑賞。
そんな半分半分の機体は大きく裏切られ、見終わったあと満足度はとても大きかった。
改めてモノクロの良さを気づいて楽しみ方を会得した気がする。
楽しみ方としては大きく4つ。
1.色彩がない分、役者さんの表情や、熱量の強さ、脇役の人たちがどんな動きをしているか、細部のこだわりに気づけること。
2.白黒だからこそ、光の明暗で場面ごとの想像力を掻き立てられること。
3.かまどの火、熱線の炎、爆炎など、火の強弱に気づけたこと。熱線なんて、強すぎて真っ白通り越したように見えたを
4.戦前のドキュメンタリーのようなほんとにあった出来事のような錯覚を得る。特撮&フルCGなのに、リアル感がフルカラーよりも増して感じた。
実際に白黒映画も過去何度か見たおかげなのかもしれないが、フルカラー、鮮やかな色使いが当たり前の世の中で、白黒で見たことで映画館を出た後の鮮やかな世界にも気づけた。
裏返すとそれだけ映画の世界にどっぷりハマったこととも言える。
ラストシーンも見え方が異なったように感じるので、一度ゴジラ-1.0を見た人ほど見てもらって違いを楽しんでほしい