水は海に向かって流れるのきなこみるくのネタバレレビュー・内容・結末

W不倫同士の子供とか昼ドラかよ、と思ったけど、終わってみればとても爽やかで甘酸っぱい作品だった。
あえて曲者揃いのシェアハウスメンバーのことを掘り下げなかったからか、常に主人公2人を軸に話が展開していたのも良かった。
広瀬すずさんが本当に美しくて衣装も可愛くて目の保養だった。ただ個人的には、役柄とメイクが合ってない感じがした。(メイク自体はとても素敵で濃いリップも可愛かった)
あとシェアハウスのインテリアがすごく良かった。ものが少なくて整然とした部屋もいいけど、ああいうちょっとごちゃっとして暖かみがある空間のほうが、私は好きなんだと思う。
ストーリーは可もなく不可もなく。
これと言って真新しいことはないけど、
最後まで飽きることはなかった。
ラストはここで終わり！？って思ったけど、「自分を好きになってくれる誰かの存在」を際立たせたかったのかなあと。そう思うと悪くないラストだったかも。
強いて言うなら、ところどころ野暮なセリフがあったのが残念。現実の世界で、そんな言い回ししないでしょ、みたいな。
スピッツの主題歌は言わずもがな。映画の雰囲気にもあっていたし、余韻を優しく包んでくれました。