このレビューはネタバレを含みます
まず、構造が面白い。
怪物と言うタイトルから、私は登場人物の中で誰が頭のイカレたサイコ野郎なのかを必死に探しました。
堀先生が怪物か?それとも校長か?
いや、ここの教員全員が怪物なのか!?
はたまた、教員をも裏で操るサイコ小学生か!?
しかし、映像の視点が切り替わると一番のサイコ候補の堀先生がなんなら一番の平凡善良人間徒言う事が判明します。
であるならば、サイコ小学生なのかと思っていましたがそれもハズレ。
そして、事態は最後の最後…
人間の愛に着地していきます。
序盤から緊張の手綱を引かれっぱなしだったので、
そのテンションから解き放たれた
最後の明るい森を駆け出すシーンは印象的でした。
しかし、校長初め他の教員や堀先生の対応には疑問符がついてしまいますねえ。
星川くんのネグレクトに気付かな買ったり、クレームの対応が逐一最悪の事態に突き進んでいました。
ネットを初めとするイジメもある中で今まで以上にキメ細かい対応が求められる教育現場は、混沌を極めること間違い無しですが、生徒に真摯に純粋に素直に一人の人間として向き合って欲しいですね。
まあ、何はともあれ死人が出なかったのが一番の良かったです。
ホッとしました。
いや~、ほんとに。
全てのゴタゴタが片付いたら、
星川くんにはいち早く自首して欲しいです。