違うエレメントとは一緒になれない。
異種族たちがそれぞれエリアごとに分かれて共存するエレメント・シティでの物語。
象徴的で、とてもピクサーらしく、とてもディズニーらしい。
自分と180度違う人に会うと、
この人一体どんな世界で生きてきたんだ?
どうやったらそんな考え方になるの?
全然分かり合える気がしない!
って気持ちになるのが普通だ。
違うエレメントだから、私とは違う人間だから、と諦めるのは最も簡単で、みんなその道を選びたがる。
だって、分かり合うのがどんなに大変か、目に見えてるから。
怒る人は泣く人を見て、何で泣くの?と腹が立つし、
泣く人は怒る人を見て、何で怒るの?と悲しくなる。
文字通り、傷つけ合ってしまうことだってある。
それでも、相手に温度を合わせて、心を通わせようと、向き合うことを諦めなければ、相手と真の意味で交わることが出来る。
自分と180度違う人間は、きっと自分が考えもつかないようなことを教えてくれたり、大切なことを気付かせてくれるきっかけをくれるかもしれない。
本気でぶつかって得られるケミストリーは、きっと想像しているよりずっと美しくて、ずっと楽しい。