アニメーションの持つ力はすごいと改めて思わされた。
原題『If anything happens l love you』
英語圏では、電話を切る際、
ByeにLove youをつける文化がある。
それはまさに、
もし何かあったら、もう会えないかもしれないから、愛してるって言っておくね。という意味が含まれている。
日本語で愛してるという言葉を日常的に聞くことはあまりない。
では、大切な誰かがドアを開けて出ていく時、自分が大切な家から出発する時、
「いってらっしゃい」「いってきます」を"言えている"人はどれくらいいるんだろう。
「気をつけてね」「寒くないようにね」「遅くならないようにね」
そんな些細な言葉に込められた、
"愛してる"に気付ける人はどれくらいいるんだろう。
誰かを失った時、
その人との、楽しくて、幸せだった記憶を、笑って思い出すことさえできなくなってしまうかもしれない。
目につくもの全てがその人に結びついて、思い出したくないとさえ思ってしまうかもしれない。
あの時、後悔しないために、何か言えていたのならと。
でも、もし貴方が死んだとして、
大切な人が自分を思い出す時に、泣いて思い出してほしいだろうか。
きっと、笑っていてほしいはず。
だって、貴方との思い出=悲しいじゃないはずだから。
楽しかったよね、嬉しかったよね、幸せだったよねって、笑って思い出してほしいはず。もっともっと、自分のことを話題にあげてほしいはず。
そのためには。
貴方なりの"愛してる"を、皆に伝えましょう。
私も自分なりに、口に出して言おうと思います。