開明獣

真冬のトラム運転手の開明獣のレビュー・感想・評価

真冬のトラム運転手(2020年製作の映画)
4.0
ブリリアの最新作であることを、心の友と勝手に決め込んでいる、我が敬愛するフォロワーさんの1人、dm10foreverさんから教えていただき鑑賞。dmさん、いつもありがとう!!ワールドカップ、楽しんでください⚽️

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身体は小さいけど、心は大きい女性の冒険譚。

この主人公は、ひょんなきっかけで、勝手にチンチン電車を運転してしまう。その車内で、差別的な暴力行為を働く者に出くわしてしまう、というお話しなんだけど、主人公は法を犯してるのに罰せられないのはおかしい、とか、ただ乗り合わせただけで傍観者呼ばわりは勘弁して欲しいなどの否定的なレビューが早くも散見で、残念な気分になってしまった😑

監督のメッセージは、「傍観者にならないで!」

そりゃあ、近くでチンピラみたいなのが誰かにからんでたら怖いよね。でも、こっそり動画撮って通報するとか、途中なんだけど黙って降りて通報するとか、なんらか間接的支援は可能じゃないのかなあ?なにより、もしも、難に遭っていたのが、自分の家族や友人だったら???それでも何もしない??

こういう作品に対するリアクションって、今の社会に相対する鏡みたいなものなんだろうなあ、とつくづく思うんだよね。優しくない社会って、のんか悲しくないですか?

助けを求めている人がいたら、何らかの形で手を差し伸べるのが当たり前だと思うんだけど、そうじゃないと思ってる人が多くなったら、その共同体の運命はピンチなんじゃないだろうか?だって、人間は社会的な動物なんだもの!!

とか偉そうなこと言ってる開明獣が、もしもこういうところに遭遇したら真っ先にぴゅーって逃げ出しちゃったりして💦

いやいや、そんな時は碇シンジくんになって、「逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!逃げちゃダメだ!」と唱えながらATフィールドを張って闘おう🤖
開明獣

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