カメラを持つ父親から、カメラに映される父親へのカットバック。
記録と演出のカットバック。
現在の甫木元空が映し取る現在の父親はただ動かぬ遺影となっている。
カメラを切り返せば当然のように違う世界が広がる。
フレームはというものはいつだって狭くてしょうがないのだけど、その狭さはフレーム外にある無限にも近い広さの証左でもある。

Bialystocks聴きながら実家に帰りたい

愛情の可視化。カメラ越しの眼差し。
同時上映のはだかのゆめでは、
家族への優しさや想いが。
こちらを見ればその根源は
ご両親からの愛に還るんだな、と。
失った現実、ふわっと、ボーッと。