しゅんすけ

君たちはどう生きるかのしゅんすけのレビュー・感想・評価

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
4.3
「君たちはどう生きるか」

年末にやっと鑑賞。
日本では賛否割れ気味ですが、アメリカでは高評価&大ヒット。
アカデミー賞の長編アニメーション部門でも、本命「アクロス・ザ・スパイダーバース」の対抗になると見られていて、やっぱ見るべきだよな~と思い、観てきました。

冒頭のジブリならではの走るシーンの疾走感から、「どういう話?」と頭の中にありながら、ずっとワクワクしながら観ていました。

途中のワラワラが出てきたところから、「あぁ、そういう世界の話なのか」となんとなくですが無理やり納得させられて観てました。タイトルからももっと説教臭い映画なのかな?とも思ったんですが、そこまででもなかったです。

声優陣もあいみょん、滝沢カレンなど意外な起用が目立ち、あんまり違和感を感じなかったのもよかったです。青サギ役の菅田将暉もしっかり役柄にあった声で、「打ち上げ花火~」の棒読み声優演技と同じ人とは信じられないぐらいの素晴らしい演技でした。

ストーリー的にはわくわくはしたし、相変わらずの食事シーンのこだわりとかもあったんですが、明確な悪役もいないし、ラストもこれで終わり?感がやっぱりありました。

できればあと1回は、アメリカ版で観てみたいです。青サギ役はロバート・パティンソンですし、クリスチャン・ベール、フローレンス・ピュー、マーク・ハミル、デイヴ・バウディスタなどかなり豪華な声優陣なので、海外Blu-rayがもしあるなら購入してみたいかなと思います。

年齢的にもこれが最後の可能性が高い宮崎駿監督の作品として、事前の期待よりはるかに楽しめた映画でした。