半月板損傷

マダム・ウェブの半月板損傷のネタバレレビュー・内容・結末

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

本作の世界線における「時間軸」は、MCUのように分岐する複数時間軸ではなく一本の時間軸なので、現在の行動を変えると未来が直接変化するようだ。X-MENと同じシステムだ。

んで今回のエピソードは、マダム・ウェブが覚醒することで、未来を
「スパイダー三人娘がエゼキエルを倒す」から
「マダムウェブがエゼキエル倒す」に変えるってわけなんだけども、
正直、前者のほうが観たかった笑

ていうかこれ、何がどーなってたら「三人娘がエゼキエルを倒す」ルートになったんだろうね?
だって三人娘がスパイダーになるためにはどのみちまずマダムウェブが先に覚醒しなきゃいけないわけだし、
そのマダムウェブが覚醒した理由は「三人娘をエゼキエルから守るため」で、
エゼキエルが三人娘を狙う理由は、三人娘に殺される予知夢をみたからで...
だめだ、ちょっと脳死ループになってきた

マダムウェブが腹を括った段階で、エゼキエルの予知夢も「マダムウェブに殺される」に差し替わったりしないのかね?
ああ、だからエゼキエルの予知夢が更新される前にムチャクチャ弾丸ツアーで帰国するのかな?

本作はあくまで「マダムウェブ誕生」の話であり、三人娘のスパイダー化については前日譚であり、次作で「スパイダーガールズEP1」という構想だったと思われるが、凄まじい酷評とネガキャン、興行不振、挙句は主演ダコタ・ジョンソンの発言もヤケクソの製作批判と報じられて対立する事態となり、続編は絶望的ともいわれる
スパイダーガールズ観たかったけどねえ
イザベラ・モナーかわいいし

三人娘がスパイダー化するまでいかないところが不満!となるのも無理なくて、予告編で三人娘がスパイダーコスで活躍する事を匂わしてたのがそもそも良くない
結果、エゼキエルの夢の中の話に過ぎなかったという肩透かし感が発生
だったら三人娘のスパイダーコスも、将来のスパイダー化自体も伏せといて、まるっとポスクレのサプライズ要素にしたほうが良かったんじゃないかね

その他プロモーションもビミョーで、本国オフィシャルでも日本でも「マーベル初の本格ミステリー・サスペンス」と謳いつつ、どこをどうとってもミステリーでもサスペンスでもなかった

冒頭から説明くさい台詞多めで脚本は稚拙だと思った
あと救急医療まわりが色々リアリティなかった

地獄のような酷評の嵐だが、とはいえもっとつまんない映画はいくらでもある
なので個人的にはまあちょっとショボい話だったなくらい
見どころはあった
半月板損傷

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