半月板損傷

X-メンの半月板損傷のネタバレレビュー・内容・結末

X-メン(2000年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

「デップー3に備えてX-MENを公開順に予習」第一弾

今夏公開のデッドプール&ウルヴァリンに向けての予習。
X-MENシリーズはひとつも観たことがなくて、しかしデップー1・2だけは何も考えず単体作品として観てました。
なのでそこにチョイ役で出てくるのが「あーこれX-MENのキャラなんだな」って認識がギリあった程度。
いい機会なので思い切ってX-MENシリーズを全制覇しようと思います。

差別の根源は恐怖心
「差別イクナイね!」で解決するほど世界は短絡的ではない。
光明面と暗黒面
穏健派と強硬派
ハト派とタカ派
僕やあなたの心の中にもチャールズとマグニートがいる。

SWのジェダイとシス同様、アタマはタカ派のほうがキレるみたいだけど、だとしても、チャールズさんおっとりし過ぎちゃいますか!
X-MENの初期メン3人(ストーム、サイクロップス、ジーン)も、装備や設備は凄い割に彼ら自身はそこまで戦闘集団ってわけでも諜報活動のプロってわけでもないのか、割と何やってもどんくさい人たちな印象。
最近のヒーローみたいにとりあえず手から万能光線出せます〜みたいな器用な戦いではなく、目の前の敵倒すのにいちいち天候を操作して間接的に攻撃したりと少々じれったい。だがそこがいい。笑

2000年の作品、実に24年前のマーベルですよ。

今の感覚からすると、結構地味な内容。
案外静かな展開が多くてド派手なアクションの連続でもないし、強大なモンスター級のラスボスとのド派手な死闘もない。
CGとかそういうのは勿論時代相応。
しかしちゃんと見ごたえあった。

それがなんだかちょっと新鮮だった。

近年のMCU作品に対して「ヴィランがショボい」「規模が小さい」という批判をしがちだけど、俺達いつの間に、「ヴィランが強大じゃなきゃ駄作」「バトルシーンが派手でカッコよくなきゃ駄作」な体質になってしまったんだろう?

ここのところのMCU作品については特に「酷評ブーム」みたいになってて、評論家が酷評してるだとか、興業収入がワーストだとか言って盛り上がるのがトレンドみたくなってるけど、いざ観てみると「そんなに酷くなくね?」てのも結構ある。
どこか倦怠期の夫婦のように、良い所より粗が目についてしまいがちになっているのかな。

そんなわけで、当時リアルタイムで本作がどのような感想をもって迎え入れられたのかはわからんけれども、結構面白かったですよ。
半月板損傷

半月板損傷