鈴木亮平が凄いのは、変態仮面から明らかだったことだけれど、やっぱり初めに思うのは「鈴木亮平マジでカッケー」ってこと。まずは切れてる肉体美とガンカタ的アクション。
ジャパンアクションあるあるの、段取りが見える振り向き様の下段回し蹴りや裏拳みたいな(俺に死角はないぜ)的なフィクショナルならものではなく、しっかり人体構造に則った高速組み手感があり、観ていて安心。
なお、ガンアクションはコナン赤井さん級のウルトラフィクション仕様笑。このメリハリをリアルっぽく魅せるの神技では?どう演出したの?
キャラクターも原作準拠で、キザ過ぎる決めとある種鳥肌もののコメディが細かくスイッチするから、下手な人がやったら実写だと全部ギャグ化してキャラクター崩壊するんだが…そこに冴羽遼としてのリアリティが生まれていて、目が離せない。どっちかが演技じゃなくて、どっちも本気の冴羽遼という姿勢が大正解なんよ。
死ぬほど分かりやすい脚本に辛口評価集まっているけど、、個人的には配信限定映画はこのくらいで良かった。というより、さらに複雑でトーンを重たくするとギャグの軽さが浮くし、このくらいが適温と思いました。
が、完全にコミカルに寄せたオフィスラストだけがなんか冷めた。自分は、あのハンマーに何の思い入れもないからだろうな。。ラストのget wildの入りだけはフランス版に軍配ですな、あれは完璧だった…
とはいえ、近年のネトフリマンガ実写シリーズ(ビバップ、ワンピ・幽白)の中ではずば抜けて好きな作品でした。