イベリー子豚

聖なる復讐者のイベリー子豚のレビュー・感想・評価

聖なる復讐者(2022年製作の映画)
3.5
「リアリティ度外視な」
「荒唐無稽かつ無法地帯すぎ」
「でも」
「主演の熱量だけは超健闘の」
「クリスマスに絶対にカップルで観たくない映画」
「後味どころかずっと居心地悪し」
「若いお嬢さんが1人も登場しない地獄」
「ケツアナ確定」
「《公営団地のヤツは、はした金で何でもやるんだろ?》」
「《オマエがLOTTERIAに来て話をしてやってれば
アイツは……!!》」
「特典アリ、オマケなし」




うーーーん。

ちょっといただけないかな。

フリが丁寧すぎて
オチ(真相)が早めに想像出来ちゃう反面、
バイオレンス描写は地味。


『ヴィルトゥス』みたいな
ニッコリスマイル肉体損壊・奴隷調教は
流石に無理だろうけど……。


カッコ良いケレン味が
アナルに吸い付くされちゃった『青い春』って感じ。
【松田龍平】兄貴に全然負けてはる。


「全員、悪人」を地でいく
貧困ノワールは悪くないけど
主人公にそこまで共感させてくれない演出の弱さが
問題かな。


幼少時代、イヤ現在だけでも
もう少し丸刈り前のエピソードを入れて欲しかった
ですね。


これじゃ、上弦にもなれない
中途半端な【妓夫太郎】じゃないですか。


結局、
「少年院内の異常なカースト」を強調するために
時間さきすぎて、本来の主題を見失ってるような。


ラストもてっきり
「リベンジ・プリズン内ブレイク」するのかと
ちょっと期待したんですけどね……。



全くもって気持ちいい話じゃないし
色んな意味でモヤモヤが残るので
積極的な鑑賞はオススメ出来ないかも、ですね。


《もし、お前がLOTTERIAに来ていても
アイツはコンビニに行ってただろうな》