昭和ノリで表情豊かな怪獣たちのバトル祭り〜有能キャラと継続キャラ達の人間ドラマを添えて〜
怪獣たちの大バトル！表情豊かでほんとに話してる内容がわかるというか、キャラ立ちも含めて雄弁に語る怪獣さんたち。
悪逆非道のボスチンピラ、スカーキング。今日び見ない典型的なチンピラ悪役ムーブの手長大猿ボス、良すぎる。
侠気溢れてライバルにも敬意を払う、でも敵には容赦無いコングの兄貴。ビルの人間も気遣う優しさとガチムチの強さ、腕パーツつけてもらって喜んでる所も良い。
そんな兄貴に惚れる若造スーコ。かわいいだけでなく、あの群れで子猿？が彼だけ…ということを考えると逞しく、狡猾に生きざろう得なかったのだな…とも考えると感慨深い。そんな彼もやはりコング兄貴には惚れちまうでヤンスね。
溢れる王の威厳＆今作はプラスちょっとかわいいゴジラさん。その辺の有象無象怪獣などものともしない、勿論人間の事情何かもお構い無し。でも嫁さん（モスラ）には弱い、とかどこのヤクザ映画の主人公じゃい。でも一切格を落とさない。圧倒的強者感と味方になった時の心強さはハンパない。
そして、予想外のヒロイン枠シーモちゃん。最後瞳がつぶらで穏やかな大型犬やん…。強くてかわいくてあざとーい！次作もあったら続投してほしいな…
※アンギラスに似ている、話もありますが、シーモちゃんはシーモちゃんのこのキャラでとても良かった感。珍しい冷凍＆メス属性で、オリジナリティイイよ！！
みんな違ってみんな大好き！
前作の徹底したメカゴジラ隠しから一転？ダッシュゴジコン、シーモちゃんなど公式様が早めにネタバラシしてきた今作。
前作もトンデモながら、割と真面目（人造ゴジラ・人の愚かさへの警告）だったのに対し、今作は何も考えなくて見れるよ！という意思表明でしたね。
4DXとの親和性もウルトラ高く、吹替も自然。字幕✕1、吹替✕2回見ましたが、内容的に細かい事はイイんだよ！なので吹替推奨。
人間キャラやストーリーも丁度よい塩梅。継続キャラたちのその後、そして新キャラ、トラッパーの有能ぶりが良い。こんなキャラおらんやろ、ばりの有能ムーブ（怪獣を理解し、人間を理解し、自分も含めて中庸な考えというか達観してる…）。本作だからアリな魅力。イイよ、次作もこのノリで続投してくれ。
次回作があればゴジラメインで〜というアダム監督の談。VSも良かったけど、ゴジコンは更に超えてきた感。アダム監督のゴジラ・特撮愛に大満足でしたから、更に次作も期待したい！是非とも！
