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教訓︰知らない人にポイポイついていくのも、圧に流され抵抗しないのも、ダメ
以下ネタバレ
真相がわかった瞬間のおぞましさ・恐怖、ラストの珍しい殺害方法と無常感、抵抗しない事/圧に流されるの無力・恐怖が圧巻の作品でした。
前半〜中盤までは、キリキリ胃の痛むようなリアル変な人とのやり取りがメイン。しかももっとその辺はうまく誤魔化して帰れるようにしろよ!的なやきもきもすごい。
これどうなるんだ…ただの変な人…の訳ないよな…の不安ポイントを蓄積していって、後半大爆発。ネタばらしはほんと悍ましい感じでした。
ヤバい奴らとは言え、素手。もう逃げられないゾイ、感もそこまで出てないというか、もう少し何とか、抵抗とか何とかできなかったもんかね…と思ってしまうのも◎。極限状態で常識的な事は通用しないというか、いやまともな人間はそうなるか…という怖さ。
別映画、マーターズはアメリカ版でリベンジパートが付きましたがちょつまといまいちだったように作品やその設定の流れはあると思います。(自分で見てこいや!的なセリフは大好き!)
ただ、この映画の場合、言うてそこまで追い詰められてない感じ。それでも善性というか気弱さ故に、結果的に自分たちの手で死へのルートを辿ってしまった主人公たち。途中の車のキーが入ったまま犯人が下車するシーンが印象的。向こうは慣れてるのもあるんでしょうけども…。時には、異常な状況では常識や中庸から外れるのが自衛というか。そんな事も考えさせられる作品でした。