2024年劇場鑑賞6作目。
吹替で。
前作のレビュー3.6だったんか…ちょっと大げさだったかなあ…笑
個人的にはこのモンスターユニバースで一番好きなのはダントツでKOM。まあ東宝の怪獣が目白押しというのもあるが、往年のゴジラのテーマにソイヤ!をつけた革命的サントラに加えて監督のゴジラ愛が強すぎるが故のゴジラが地球の主役です!人類はひれ伏すしかありません!みたいな狂気が俺にはマッチングしてしまったから。日本で言う平成vsシリーズ(ちょいガメラも入れつつ)なゴジラ像が好きだったので。
前作や今作のような昭和のプロレスのような立ち位置はちょい引き気味なんですよね。こちらもゴジラなんですが好きの度合い・方向性が違うだけですよ笑
今作なんてそれがもっと押し進められゴジラはなんなら脇の超強いキャラに収まってしまってます。
今作のメインは言うまでもなくコング。
同族はおらずもはや地下世界で番長をやるしかないがその背中には哀愁も漂っていたコング。
しかし同族がいるかもしれないと思い意気揚々と更なる地下世界に行ったらマジで同族がいてちょっと嬉しいコング。
しかしなんか自分にメンチ切るしちょっとうざいから一旦ボコったら一番下っ端のガキンチョが残ったからそいつに道案内させたコング。
下っ端のガキに騙されて湖のモンスターと戦ってそれでも同じ釜の飯を食わせて下っぱに兄貴とはなんぞやを背中で語ったコング。
いざ、同族たちの集落にたどり着いて見れば恐怖で支配する番長がいたのでそれはおかしいぞ!ボコろうと思ったら変な操られてるペットの技のせいで凍傷になりかけて一旦退くコング。
やべえ番長と戦うには隣町の番長こと地上世界のゴジラと手を組むしかねえと思って仕方ねえけど協力体制を取ろうと説得したら勘違いされて説明する暇もなく熱戦吐かれたコング。
どうしようかと思ったらモスラの姐さんのおかげでなんとか協力体制を築けたコング。
ってな感じで大体の人が言ってたどっかで見たことあるようなヤンキーのシマの取り合いみたいな作品になってました笑
予告で話題になったゴジラの手を振るような走り方がやっぱり違和感バリバリでやっぱりKOMのギドラに思いっきり走っていくあのゴジラの方が好きだったんですが…あの予告は僕にとっては不安も大きかった…でもまあタッグバトルとしては良かった。
コングの歯が痛くて抜歯した後、敵の歯もぶん殴って抜けさせた時の、てめえの歯も腐ってんなみたいなコングの顔が最高だったし、ゴジラもコングとの戦いを経て7日、メカゴジラに意外と苦戦した教訓からなのか肉弾戦が超強くなってるしなんなら来るべき事態に備えてパワーアップもしておく余年のなさ。ついでにマンダ…じゃねえやティアマットをボコる笑
ストーリー的にも故郷のなくなったコングに重ねて同様に故郷をなくした女の子が自分の故郷・ホームとは?という親子の絆もフィーチャーしているので人間ドラマがないとは言わせないぞ!笑
というか前作のすったもんだを経て削られた人間パートを踏まえてか、今作は結構冷静にそこら辺はやろうという気概は感じられました。
お酒を精密機器にかけてショートさせてメカゴジラも操作不能にするという超展開もなかったし笑
まあそれで言うとコングのガントレットがご都合主義的なのだがまあ前世問題ない範囲。
欠点があるなら新怪獣がそこまで魅力的ではなかった。シーモなんて強そうなタイタンが出たんだなギドラこそ次で描くべきタイタンだったと思います。ギドラは強すぎる割には早すぎたんだ…出るのが…しかし出たからこそ今作があるわけで複雑な気持ち…
こっから繋げるんならやっぱり個人的にはヘドラかデストロイアでしょう。デストロイヤなんてKOMでオキシジェン使ってんだから。
それとも外宇宙からの、と考えたらガイガンか⁉︎
地下世界を描いたんならメガロか⁉︎