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もしかして、ヒューヒューの10000lyfhのレビュー・感想・評価

もしかして、ヒューヒュー(2022年製作の映画)
3.0
愛知の田舎に住むプロ俳優志望の若い女性が、オーディションパートナーを急遽決定し、夜に東京でのオーディションに臨む、永い 1日。オーディション題材のリハを、高校演劇部の様々の同期メンバや、バスに乗り合わせた乗客らと共に、繰り返しながらストーリーが進む。うち 1つは、主人公女性を含まない男性 2名によるもので、全編を通し、同じネタの別役者による演技ヴァリエーションを楽しむ趣向。役者たちのリハ演技が、それぞれ個性豊かで圧倒的にうまく、純粋に演技を楽しむ映画と言っても過言はない。主人公とユルい関係の男性主人公は、個人的に、俳優・役柄ともに好みではなかったが、同期男子 3人の中で最も非イケメンなのは好感。バス乗客らとのインタラクションはコメディタッチで面白い。リハに同性の組合せが多いのは、LGBT 肯定の趣旨?(演劇界で、役者と役柄の性別不一致でのリハが一般的なら話は別だが)。リハで始まる冒頭を筆頭に、長回しが多用されている。劇伴が、1箇所以外、ほぼなかったのも効果的
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