keith中村

劇場版 SPY×FAMILY CODE: Whiteのkeith中村のレビュー・感想・評価

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)
5.0
 このタイトルのアニメが流行ってるのは知識としては知ってたし、何より半年くらい前からTOHOシネマズの「鑑賞マナー」がこれになってた。そういうのって最初はニュートラルに見てられるんだけど、流石に三、四十回も見せられたら嫌悪しか抱かなくなる。
 
 で、今日お目当ての「TALK TO ME」の前に時間がそこそこあったので、全然観るつもりがなかった本作を鑑賞。
 
 アニメの劇場版って、まあまあハードルの高い、「一見さんお断り」的なやつが多いじゃないですか。だから、本作は内輪ネタも何も理解できなくっても、「はいはい、今日はアウェイでした。のこのこ出かけてすみませんでしたね~ I don't belong here」ってなっても仕方ないと思って、鑑賞した。
 
 そしたら、まさかの親切設計! テキパキてきぱきと設定を教えてくれて、なんて間口が広いんだ。
 しかもそのセッティングが面白そうじゃないか!
 
 もう中盤までは好意しかない。
 ずっと、楽しい! これ好き! ってニコニコしてた。
 
 最後まで観終わっての感想。
 中盤以降は、まあ、いつものレギュラードラマだったんだろうな、くらいのクオリティだった。
 いや、シリーズは知らないんだけど、観ればわかりますよ、それくらい。
 セッティングで感じたワクワク感は、もしかしたら俺、号泣するんじゃない?! ってことはなかった。
 でも終盤で、シリーズの序盤であったんだろうなって軽々想像できる「爆発を背負ってのプロボーズ」が素晴らしすぎて、しかもたった2時間の間に、私はこの偽装家族、いや、この家族のことが愛おしくなって。
 
 だから、この仮初めの家族の馴初めを見たくなって、家に帰ってきてから、EP6まで一気に見ました。
 明日は仕事なんで、今日はこれくらいで寝ますが、年の瀬に来て楽しみがまた増えました。
 
 ってことは、この映画って、逆に私のような客向け? 多分そうだよね。このクオリティでシリーズ見てた人が満足できるわけがない、とも感じた。いや、本編知らんけど、それは確信するじゃん?
 だからこそ、この映画から入ってシリーズを見るってのも全然アリじゃない?
 
 これはだからあれだね。
 俺と同じくTOHOシネマズでさんざん本作タイアップの劇場マナーに食傷してた人むけじゃね? むしろ。
 
 私がここまで褒めてるんだから、これをお読みの皆さんは、ぜひ映画館へ「おでけけ!!」
 
 あと、長井龍雪の名前がクレジットにあった! そっちのファンの人もぜひ!!