このタイトルのアニメが流行ってるのは知識としては知ってたし、何より半年くらい前からTOHOシネマズの「鑑賞マナー」がこれになってた。そういうのって最初はニュートラルに見てられるんだけど、流石に三、四十回も見せられたら嫌悪しか抱かなくなる。
で、今日お目当ての「TALK TO ME」の前に時間がそこそこあったので、全然観るつもりがなかった本作を鑑賞。
アニメの劇場版って、まあまあハードルの高い、「一見さんお断り」的なやつが多いじゃないですか。だから、本作は内輪ネタも何も理解できなくっても、「はいはい、今日はアウェイでした。のこのこ出かけてすみませんでしたね~ I don't belong here」ってなっても仕方ないと思って、鑑賞した。
そしたら、まさかの親切設計! テキパキてきぱきと設定を教えてくれて、なんて間口が広いんだ。
しかもそのセッティングが面白そうじゃないか!
もう中盤までは好意しかない。
ずっと、楽しい! これ好き! ってニコニコしてた。
最後まで観終わっての感想。
中盤以降は、まあ、いつものレギュラードラマだったんだろうな、くらいのクオリティだった。
いや、シリーズは知らないんだけど、観ればわかりますよ、それくらい。
セッティングで感じたワクワク感は、もしかしたら俺、号泣するんじゃない?! ってことはなかった。
でも終盤で、シリーズの序盤であったんだろうなって軽々想像できる「爆発を背負ってのプロボーズ」が素晴らしすぎて、しかもたった2時間の間に、私はこの偽装家族、いや、この家族のことが愛おしくなって。
だから、この仮初めの家族の馴初めを見たくなって、家に帰ってきてから、EP6まで一気に見ました。
明日は仕事なんで、今日はこれくらいで寝ますが、年の瀬に来て楽しみがまた増えました。
ってことは、この映画って、逆に私のような客向け? 多分そうだよね。このクオリティでシリーズ見てた人が満足できるわけがない、とも感じた。いや、本編知らんけど、それは確信するじゃん?
だからこそ、この映画から入ってシリーズを見るってのも全然アリじゃない?
これはだからあれだね。
俺と同じくTOHOシネマズでさんざん本作タイアップの劇場マナーに食傷してた人むけじゃね? むしろ。
私がここまで褒めてるんだから、これをお読みの皆さんは、ぜひ映画館へ「おでけけ!!」
あと、長井龍雪の名前がクレジットにあった! そっちのファンの人もぜひ!!