kochab

劇場版 SPY×FAMILY CODE: Whiteのkochabのレビュー・感想・評価

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)
4.0
いつもながら原作未読のTVアニメ派の筆者。それでも大好きなシリーズで。でもタイミングが合わず公開初週にこそ行けませんでしたが、大晦日、ちょうどジルベスターコンサートもあったのでその前に映画館へと行ってきました。

筆者、楽しみにしているシリーズではあるのですが、それでもネットの評判はあまり芳しくないようで。でも筆者、観た感想で言うなら「おもしろかった」んだけどな~。

ま、悪い部分は他の方に任せて筆者なりに良かったな~、と思っている部分を。

一部○○○の神様についてまず筆者なりの考察。

観る世代に因って変わるよな~、と思います。

A.~小学生(特に男子) もうこの神様好きでしょ。
○○○とかよく言ってるもんな~、いつの世代も。

B.20~40歳代前半くらい(2000年代以降)アニメファン
なにこの演出?全然ストーリーと合ってないじゃん!
ま、真っ当な意見かも。

C.40歳代後半~のアニメファン (1980~90年代を知ってる)アニメファン
う~わ、こんなところでシゲさん(千葉繁氏)使ってるわww。( ̄∇ ̄;)マジッスカ
前半、モブキャラですでにシゲさん使っていた(コアなファンはもちろん聞き分けてますよねw)けど、メインがこの役かよっ!

って思える筆者はもちろんCの世代ですけどね。だからなんか声優さんの無駄遣い、とも思いつつも大御所、なんでもこなすな~、というのが流石なところ。

流石、といえばもうお一人。映画、悪役がいいと話が締まる、と思いますが、今回の敵役が銀河万丈氏。いやぁ、これ以上ない、っていうくらいの敵役。これが若槻さんだとねちっこいラスボス感が強すぎますが、銀河万丈さんならではの武人としての心得を持っていながら、食をも極める感性の持ち主、というところでホントはまっていたな~。

いや、このお二人をフツーに俳優さんとか使わなくて正解ですよ。

そして絵作りも。ロイドの戦闘シーンは銃撃戦だったりがメインで、ある意味絵作り的には遊びが少ないと思うのですが、その分はヨルさんがバリバリ絵作り作り込んでますね~。カメラワークも実写ではこうは行かないだろ、というアングルで押さえてみたり、また等身(顔と体のバランス)なども敢えて無視したかのような顔アップだったり、と。普段TV版ではヨルさん戦闘シーンはなかなかそこだけをたっぷり長回し的には作れないですからね~。そこは映画版として良かったのかな~、と。

後はストーリーとしてのSPY×FAMILYがあって良いよな~。何でも記憶や推察ができる父も子供のことは分からないと思い、母は母でなんかおっとりのんびり、でも子供と気が合う。
かといって子供(アーニャ)は確かに子供だけど、どこか「大人の事情」的なことも分かる。これっていわゆるフツーに現実にあるご家庭も一緒なのかな~、と。子供、と思っていても(最近はなおさら)ちょっと大人びていたりしてね。

と、作品的には筆者としては楽しめたSPY×FAMILYでした。(*^^)v
kochab

kochab