むらむら

インフィニティ・プールのむらむらのレビュー・感想・評価

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)
5.0
知らないリゾート地にいって大変な目に遭うオッサンの話。

監督はディビッド・クローネンバーグの息子である、ブランドン・クローネンバーグ。

とあるSF設定が物語のキーになってて、予告とかでは言及されてるものの、Filmarksのあらすじでは書かれてないので、あらすじ紹介は割愛。この設定に関しては、最後に触れることにします。

主演はアレクサンダー・スカルスガルド。地獄への突き落とされっぷりが凄まじい。あとどーでもいいけど、アレクサンダー・スカルスガルドのIMDBの写真、なんでこんなAV男優みたいな格好してんの? https://www.imdb.com/name/nm0002907/?ref_=tt_cl_t_1

ただ、ミア・ゴスに手コキされ、ミア・ゴスのオッパイを吸うことが出来るのであれば、俺も多少のことは我慢して見知らぬリゾート地でミア・ゴスに誘われてみたいと思う俺もいたりする。

20年前にドミニカ共和国いったとき、フェンスで覆われたリゾートの外が完全にスラムだったことにショックを受け、その経験を元にこの作品が出来たらしい。

とはいえ、ロケ地は東欧・クロアチアにあるリゾート地、シベニク。エンドロール見ると、この作品を誘致してロケしてもらったそうだが、こんな作品撮られてたら、観光的にマイナスじゃないの?と心配になってしまった。まぁ、カナダとアメリカでは爆死(3000館で公開して、興行収入7.5億円程度。二週目に圏外)したらしいので、それほどダメージは無いかもしれんが……。

タイトルは「インフィニティ・ループ」よりも、シンプルに「沼」とかの方が、この作品でズブズブと狂気に絡め取られていく内容を表すことが出来たんじゃないかと思う。

とはいえ、アレクサンダー・スカルスガルドの災難っぷりと、田舎のヤンキーばりに眉毛のないミア・ゴスの目をひん剥いた狂気演技、そして不条理な展開を楽しめたので、鑑賞した価値はあった。

あとどーでもいいことだが、アレクサンダー・スカルスガルドの嫁さん役の人の唇が肉厚すぎて気になったのだが、この人、昔からそうなの? 絶対、小さい頃「唇オバケ」って言われてたの確信するくらいに肉厚だった。

というか、下手すると、鴨川つばめのマンガに出てきそうなくらいだったんだけど。

この人の唇をテーマに、一作品、ホラー撮ってもいいんじゃない?とすら感じてしまった。タイトルは「発狂する唇」あたりでよろしくお願いします。

最後に、ダジャレの嫌いな俺なのだが、まだ誰も指摘してないっぽいので、恥を忍んで、ブランドン・クローネンバーグの手掛けたこの作品の「とあるSF設定」に関して、一言、付け加えたい。

まさかとは思うけど。この作品の作られたキッカケって、

「『クローネン』バーグが監督したから……『クローン』をテーマにした」

なんてオチじゃないよね!?

    _, ,_  パンパーン
  ( ゜д゜) ←ミアゴス
   ⊂彡☆))Д´) ←俺

ワンワン U・ω・U ←スカルスガルド

(おしまい)
むらむら

むらむら