ジョン・ウィックのスピンオフに先んじた"バレリーナ"殺し屋モノかと思いきや、割と定番のネオンノワール。アクションは思ったより少なめ。
アクションシーンはカメラワークと編集で魅せる方向性で、87elvenや園村健介の様な振り付けでしっかり動きと説得力で見せるスタイルとは違うので好みが分かれるところか。
しかし、このところじわじわと人気と評価の上がってきているチョン・ジョンソの"アイドル映画"として申し分ない出来。
実際あの細腕で男複数名を相手取れる訳はないのだけれど、あの切れ長の双眸から放たれる強者のオーラで納得感が出ちゃうの凄い。
そして、一見クールというより無感情な彼女がほんの少し相合を崩す瞬間、コレがめちゃイイ。
監督、ワカッテルな。同じ主演監督コンビのThe Call も観てみよ。
全体的には、まぁ無難なジャンル映画なのだが、凄惨なシーンや物語の中でも印象的なビジュアルやショットもあり目を引く。気になる才能。
