Masato

スペースマンのMasatoのレビュー・感想・評価

スペースマン(2024年製作の映画)
3.3

ブレイキング・バッドやチェルノブイリのヨハン・レンク監督とアダム・サンドラー主演のSFドラマ。

アド・アストラやインターステラー、メッセージを彷彿とさせるドラマ。マックス・リヒターを起用してるので意図的。愛する人への理解を拒み、孤独を自ら選び、孤独に苦しむ自分勝手な男性を超常的な地球外生命体の視点から見つめていく物語。作り手の誰かしらの内省と贖罪が見受けられる物語。不完全だからこそ人間は美しいと説くのは言い訳がましくも聞こえるが、たしかにそのとおりだ。

手垢のついたジャンルで個人的にはそこまででもなかったが、マックス・リヒターの劇伴や70,80年代名作SFを彷彿とさせるセット、ハヌーシュの愛おしさと泣ける友情は良かった。巨大クモにここまで愛おしさを感じたのは初めてかも。良い奴すぎるぜ。美しい雰囲気だったのは良かった。

シリアスモードのアダム・サンドラーはやっぱりめちゃくちゃ良いな。
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