恭介

モンキーマンの恭介のレビュー・感想・評価

モンキーマン(2024年製作の映画)
3.7
若干っ

ちょっと

少々

まぁまぁ


観る前から自分の中で
期待値を上げすぎてた

ある意味、デッドプールより
このモンキーマンの方が早く
観たかったぐらいだ。
だから、字幕レイトショーの回が
無くなる前に初日に鑑賞。

あ、そういやデッドプールも
初日に観たのにレビューあげてないや


トータル的には悪くはない。
ただ、一番引っ掛かったのは
ストーリーテンポの悪さ。

デヴ監督と製作陣は本作を
アクション映画、というジャンルに
軸足を置いていないのか
ただのグロいアクション映画に
したくないっ、という気合いが
透けて見えてちょっと空回りして
いるのが勿体無いっ

現在とお母さんとの過去シーンを
交錯させる魅せ方も
イメージショットが多くて間延び
の要因にしかなってない。
その間、何故、主人公がそこまで
憎悪を燃やし、復讐しようとして
いるのか分からないから
なかなか感情移入がし辛い。

後半に一気に畳み掛ける構成に
したかったのか、いかんせん
テンポの遅さがまさってしまい
ノレていないまま後半に突入
したのが勿体無い。

なぜ、主人公がそこまで激しい
復讐心を抱くようになったのか?
を語りたい気持ちは分からなくは
ないが、ちょっと引っ張り過ぎた
印象が強い。

あと、ジョン・ウィックの製作陣が
絡んでると聞いていたので
アクション・シーンは観る前から
想像がついていた。しかし更に
バージョンアップした進化系の
リアルアクションを魅せてくれるだろう
と、これまた期待値を勝手にアップ。

まぁまぁカメラ、ブンブン振り回す
スタイルで、これも爽快感を
感じる前に、もーちょいちゃんと
魅せてくれーいっ、と消化不良気味。


デヴ・パテルは好きな俳優さんだし
血飛沫舞うR指定のアクションは大好物
なんだけど、ちょっと
どっちつかずなチグハグ感が
印象に残り、いやほんと勿体無い
という感想。

あと、ハヌマーンを見たら
ウルトラ6兄弟vs怪獣軍団を
想起させ、壮絶な怪獣リンチが
脳裏をよぎってしまう悲しいサガ笑
恭介

恭介