見始めると癖になるゾーヤー・アクタル作品。
これは掴みは良かったんですがすごく薄味で、ミュージカルの入れ方がアメリカ映画っぽく唐突だったのでちょっと面食らいました。
なんだろう、マンネリ脱出しようとして試行錯誤してる?
若手有望俳優集団デビュー的な映画で、そういう映画としては良くできているかもですが、スターの卵子さんたち、随分と小綺麗でお行儀がいい?
キングの娘のスハーナさんは、ダンスがうまいのでかえって損してる感じでした。
主人公の女性関係がアレなので、インド映画的にはシスターフッドを強調してなんとかしてますが、これは原作尊重故の苦しさか?
お話自体は誰も死なない"Rang De Basanti"みたいで、上品で色々うまいと思ったのですがそれ故の迫力不足も。
とはいえ、驚くべきことに去年制作のインド映画で今までに見た9本ほどの映画の中ではいちばんよかったので、スコアは気持ち高め。