Totoire

パスト ライブス/再会のTotoireのレビュー・感想・評価

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)
3.3
好み分かれそうな作品。好きな人は好きだと思うし支持する気持ちも理解できるけど自分は退屈に感じるタイプの方だった。ヘソン(ユ・テオ)は結構ずっと好きで純朴系男子の典型的な”忘れられない男”って感じだけど、ノラ(グレタ・リー)は仕事や挑戦することにプライオリティを持ちながらも彼を忘れられなかったり(あるあるか)、旦那ができたら会っちゃだめだよなぁと思えたし、会うとしてもドライにさらっと仲の良い幼馴染友達として会うべきで見つめ合い過ぎだし、Barでは旦那そっちのけだし、帰国の途で見送った後に旦那の前で泣く振る舞いとかもあんまり共感できなかった。旦那のアーサー(ジョン・マガロ)が優しくて中々不憫。でもアメリカ人がアメリカの地で疎外感を感じる構図を描いたのはあんまり見たことないので斬新だった。(日本人がインターナショナルコミュニティに入るとよくある光景だけど)この作品をラブストーリーと言っちゃうのはミスリードさせるように感じる。人と人の関係性って人生の中でいつどのように交差するかわからないよねって縁を大事にする見せ方は東洋思想的でこの部分は受け入れられる感じがした。
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