Totoireさんの映画レビュー・感想・評価

Totoire

Totoire

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.3

好み分かれそうな作品。好きな人は好きだと思うし支持する気持ちも理解できるけど自分は退屈に感じるタイプの方だった。ヘソン(ユ・テオ)は結構ずっと好きで純朴系男子の典型的な”忘れられない男”って感じだけど>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

相変わらずクリストファー・ノーランは凄まじい作品を創るね。物語は原爆の父と言われるオッペンハイマー(キリアン・マーフィー)の原爆製作における物事を主観的に捉えながらストーリーが進みつつ、1954年の国>>続きを読む

パッドマン 5億人の女性を救った男(2018年製作の映画)

3.9

人生の全てを奥さんの課題解決に注いだ素晴らしいストーリー。いくら宗教観やお国柄、地方の村とはいえ、2001年に女性の日は外で寝て、布で過ごすとか結構引くよね。。村社会なんてすぐ噂広まって住めなくなるの>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.5

PART1はプロローグ的な感じだったので展開も何もなかったけど、今作はしっかり物語が展開され面白さ増していた。ただ長かった。一番のクライマックスで一瞬寝落ちしてしまった。。。IMAXで落ちたの初めてだ>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

3.4

登場人物それぞれの特殊な性癖、小児愛者が子どもに手出しをするのは被害者がいるので犯罪になるけど、水に性的興奮を覚えるのも、男性恐怖症なのに男性が好きになる嗜好の人も、欲自体に罪はない。欲の線引きの難し>>続きを読む

コットンテール(2022年製作の映画)

3.4

兼三郎(リリー・フランキー)と妻の明子(木村多江)との間の約束、息子(錦戸亮)にも言えない特別な何かが奥底にあるものだと観てたら特になくて、ただ独りよがりで不器用な男が愛した人との別れと過去を一つずつ>>続きを読む

ひらいて(2021年製作の映画)

3.2

愛(山田杏奈)の感情がなかなか読み取り辛かったけど、こじらせ具合も歪んだ愛もなかなか。たとえ(作間龍斗)もメンヘラ製造工場な男で相手に干渉しない同士で付き合うなら上手くいきそうなのに。純愛でも略奪愛で>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.2

アリ・アスターらしいサイコ映画。Beauの極度すぎる不安症?悪夢?コメディ?をこれでもかと投げつけてくる。人間関係こそが病理ってのはわかるけど、3時間は長くてくどくてしんどかった。前後半のトーン切り替>>続きを読む

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.2

DisneyやMarvel作品をよく手掛けるタイカ・ワイティティ監督のハートフル(コメディ?)人間ドラマ。題材は素敵だが内容は可もなく不可もないという感想に尽きる。ジャイキリや歴史上初の出来事ってそれ>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.3

タイトルや予告編からのイメージと実際の内容にギャップがあった感じがした。作中のほとんどが法廷劇で淡々と裁判が進み、妻のサンドラ(ザンドラ・ヒュラー)が加害者的に見える物証を見せたり、後から実は...と>>続きを読む

熱のあとに(2023年製作の映画)

3.5

中々のゲテモノを口に突っ込まれてる感覚になる。歪な感情と関係性。出てくる人みんなメンヘラで、何で理解してくれないんだとどうせあなたは理解できないの押し付け合い。非常に気分を害するけど人間の魑魅魍魎さな>>続きを読む

僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

3.4

『ソーシャル・ネットワーク』主演のジェシー・アイゼンバーグの初監督作品らしい。邦題の翻訳が内容とアンマッチあるあるのど真ん中。When You Finish Saving the World なのよ。>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.6

淡々系。ルーティーンワークに埋没した日々にもちょっとした喜びや気付きを得られる人、微細なこだわりや趣味、几帳面さを持ち合わせている人にはそれそれと頷ける共感ポイントが多かった作品かもしれない。

細部
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.2

『永遠の0』の脚本の林民生さんだから期待したけど、なんだかなぁ。題材は申し分ないのに邦画あるあるの説明台詞とナレーション、ドラマ立ちのセリフ読みが心に踏み込んでこない。他国も大概しんどいが日本は群を抜>>続きを読む

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.0

一夏親戚のお家で過ごす少女の日々を描く。アイルランドの田舎の田園風景、森林に差し込む木漏れ日や陽だまりがとにかく綺麗。酒飲みで働かない子どもに愛情を捧げない面倒みの悪い父親、たくさんの子どもにストレス>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.6

フランケンシュタインの女性リメイク版のような。時間軸はわからないけど、作中の中でベラ(エマ・ストーン)が外の世界に触れていきながら少しずつ語彙力と社会通念を得ていく役作りや表現の引き出しの多さがエグい>>続きを読む

快楽の囚人(2021年製作の映画)

2.7

後から来た男が結局何しに来たのかわからなかった。

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.2

アメリカの格差社会の中であらゆる事情や経済的苦境からマイカーでノマド生活を強いられる人々、またそれを憂うのではなく受け入れて幸せな生活を営もうとする価値観を見出していく半ドキュメンタリーのような作品。>>続きを読む

劇場版 SPY×FAMILY CODE: White(2023年製作の映画)

3.0

たまには軽めのアニメで箸休めも良い。うんこのくだりはちょっと驚いた。自分だけ?

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

3.7

アニメなのに本人の面影が見える感じした。奔放でおてんば、過度の極集中に入ると周りを置き去りにしていく様はそのまま。自分の世界にお誘いするも大抵の人はついてこれない。そんな少女は浮いてたけど、自分を受け>>続きを読む

ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.3

トラン・アン・ユン監督作品。調理の所作は「青いパパイヤの香り」を彷彿とさせる。フランスの食文化へのこだわり、頑固さが節々に滲み出てた。ウージェニーは自分の死期が近付いているのを勘づいて結婚を拒んでるよ>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.3

フランス革命が起こりナポレオンが指揮を取ってから流刑地のセントヘレナ島で最後を迎える迄をさらっと描いた作品。長さは感じないけど、ナポレオンの人物像も将軍としての戦術やカリスマ性、あらゆる戦闘シーン、そ>>続きを読む

マーベルズ(2023年製作の映画)

3.1

109シネマズScreenXで鑑賞。ストーリーの焼き回し、似通ったスーパーヒーロー焼き回し感が否めない。映像のクオリティはさすがマーベルだが、徐々に劣化に向かっているような印象を受けた。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.5

スコセッシ、デ・ニーロ、ディカプリオの名前だけで客が呼べそうな206分の長編作品。アメリカのジャーナリスト、デヴィッド・グランによる『花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生』の原作、オ>>続きを読む

そばかす(2022年製作の映画)

3.2

これくらいと言っては何だけど、Asexualityは全然驚くトピックではない。映画としての題材になってしまう島国価値観のアップデートの遅さは嘆きを感じつつ、作品としては明瞭な主張と葛藤を織り交ぜながら>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.5

7作目。衰え知らずどころか全盛期なのではと思わせるトムおじさん。中弛みも一切なく久々にアクション映画で満足できた。良いですよ。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.6

一切予告なしのジブリ作品。タイトルで想起できるけど作品の道筋や答えがわからない中で自分自身で考えることを視聴者に問う内容になっている。最初風立ちぬのような戦争題材の内容かと思ったら突然ファンタジーが襲>>続きを読む

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.1

実は過去4作品観たことない。これじゃ映画好きを名乗れないが最新作だけでもチラ見。ナショナルトレジャーは結構好きで何回も観たけど、これはギャグ要素ないしなんかだらだらと長い感じがした。おじいさんになって>>続きを読む

憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

3.1

記録。選手選考と試合中のダグアウト以外の映像は殆ど外出しされている内容だっただけに少し残念だったけど、感動が蘇るだけでも観れてよかった。そういう大会だった。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.2

飛行機内で鑑賞。評判高かったけど個人的にはあまり好みではなかった。どういった経緯でケイコの攻撃性高いパーソナリティになったのかバックグラウンドがよくわからず、ボクシングを続ける動機や辞めようとする判断>>続きを読む

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