「脱北」を扱った映画は数あれど、脱北真っ最中を捉えた映像は初めてみた。鑑賞中「よくこんな映像が撮れてるな」と何度思ったことか。
ジャングルでブローカーがゴネ出すシーンが印象的。道中を共にしてるんで、すっかり頼る存在になっちゃったけど、そもそもこの人達悪徳なんだった！
悪い人達なのを承知で、そこを頼らざるを得ない現実も辛いし、「残ったところで『脱北者の親』て見られて生きていけない。だからしょうがなくついてきた」って語る年老いたお母さんの言葉が重い。
遠く回り道をして韓国に入った一家の幸せそうな笑顔が救い。現実にはこれからまた大変なことも多いんだろうけど（就業や差別とか）、ひとまず一家揃って暮らせる幸せが永く続くことを祈ってやまない。
04本目
