磨

ブギーマンの磨のレビュー・感想・評価

ブギーマン(2023年製作の映画)
3.5
アメリカで駄々をこねる子供を大人しくさせる伝承上の悪魔「ブギーマン」が襲いかかってる恐怖を描く、スティーヴン・キング先生の名作小説を“基”にしたホラー作品。

“基”なので、スティーヴン・キング“風”なんだけど、やはり子供や高校生が中心になってくる。ジャンプスケア多め、全力でビビらせてくるので用心は必須です(笑)


全体的には王道ホラー。特段優れてもいないが悪い部分もないよ‥といった感じ。どんな作品でも楽しめるのは、下地を作ったキング先生のチカラも大きいのじゃないかと。

しかしやはり残念なのはブギーマンさん。元々、悪ガキをビビらすための存在だから、心理的に悍ましいものが出てくるかと思いきや…なんか違った(笑)
この辺りは本作に限った事ではないし欧米との感覚の違いとも思うけど、“怖い”の描写がやはり違うんだよなぁ‥。日本(いい時のJホラーね)をはじめとする東洋では心理的な恐怖が基本になるけど、向こうではやはり“目に見えちゃう”‥
『クワイエット・プレイス』の時も感じだけど、〈それ〉の正体わかると急に萎えちゃう(笑)


セイディとソーヤー役の子が可愛かったし、何よりも上手かった。これはしっかり加点ポイント。



クローゼットやベッドの下怖いなぁ‥と思ったけど、日本家屋だから押し入れや布団だし、最近はYogiboで寝ちゃってるからそんなに怖くないな(あ、Yogiboの中!)
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