ストーリー全体として好きかと言われるとあまり好きになれない、
(あ、これ泣かせにくるストーリーだ、って思っちゃうと
我に返ってしまうというか)
前半はすごいよかったのにな、、という感想だったのだが、
色んな人の感想を見て、あそこがたけしならではなのだ、と言われてみるとそうなのかな、とも。
奇跡は起こり得ないからこそ奇跡なのであって、
それでもちゃんと生きて待ち望むひとのもとにしか奇跡は訪れない。
飄々として仕事には職人気質、というより童心から変わらないこだわりをもつ主人公にニノくんが合ってるなと思った。
いつまでとっつぁん坊ややるつもりだ、みたいな感想も見るようになったけど、
こういう方向はものすごくありなんじゃないだろうか(まあ今回もアイドル要素はありましたが・・・
というかドキュメンタリーで自分の作曲術について語ってる姿そのままであった)
波瑠も、「漫画のキャラとしてすごくリアルだけどよく考えてみると漫画にしかいないよな」っていう(僕の中では伝統芸能の域)のとはまた別の、
何となく感じる違和感がしっかり伏線になる演技でこれもまた良かった。
なによりアナログや手触りにこだわる理由がちゃんとあるのは好き。
状況に応じた柔軟さとも合わせて。
