456京都公式

SISU/シス 不死身の男の456京都公式のレビュー・感想・評価

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)
5.0
前略
クエンティンタランティーノさま

監督業を引退されるそうですが
あなたのイズムはこうやって受け継がれています
というか
あなたの個性は強烈すぎて
いつでもだれでも
すぐにマネができるのですね
ただ
あなたの作品のアメコミっぽいビジュアルは
一朝一夕に再現することはむずかしいみたいです
たとえば
捕虜の女性たちが横並びで歩いてくるシーンをあなたが演出すると
実際にはない効果線が観客には見えるはずです
まぁ本作のように北極に近いロケ地では
画面がどんよりしてしまうのも
ひとつの魅力と言えるのでしょうが

不屈の精神もあなたの好きなテーマですよね
あきらめなければ敵の銃弾は当たらない
とはとてもじゃないけど言えませんが
当たるから
血が流れるから
痛いからこそアドレナリンが分泌されるのです
やる気根気ヘルシンキです

そうそう
あなたは千葉真一さまを敬愛なさっておられましたが
こういう映画を
真田広之さま主演で作っていただけないでしょうか
今ならまだギリギリ間に合うと思うのです
真田さまなら馬でのアクションは言うに及ばず
犬(里見八犬伝)も
ダイブ(百地三太夫)も
ナチス(ザ・キャッチャー・ワズ・ア・スパイ)も
さらにはツルハシ(鶴橋康夫)も経験済みなんですから
ww(←草々)