ヤルマリ・ヘランダー監督、ヨルマ・トンミラ主演。
荒野で金塊を掘る老齢の男が一人。探し当てた金塊をまとめ荒野をひたすら歩くが進軍するナチス部隊と鉢合わせになる。
何とかやり過ごすも金塊の所持がばれてナチスに奪われる。
奪われた金塊を取り返すべく、男はナチス部隊を次々と倒していく。
ナチスの捕虜になっている女性が笑みを浮かべ、彼の素性を語る。
彼はひとりでロシア兵を数百人倒し、本体からも管理ができぬとひとり行動を許された伝説の戦士だった。
ジョン・ウィックの制作スタジオというのと日本版予告が秀逸だったので気になっていた。
ナチスを無双していくタフな老兵というだけのお話なのだが、どこかブラックユーモアを漂わせる。
ナチス兵が木っ端微塵に粉砕されてくスプラッタな様は北斗の拳のようでもあり、タフな主人公にランボーの影響も垣間見える。
いや、傷口をガソリンで消毒はランボーもやってないw
いうほどツルハシ一本だけで戦っている訳ではないが、体術的なアクションではなく戦場での経験値によるサバイバルというか執念をみせつけられる。
犬はやっぱり大切。敵の犬でさえ殺しはしない犬至上主義は流石ジョンウィックのスタジオ。
フィンランドからこういう映画が出てくるのが面白い。