イベリー子豚

未来は裏切りの彼方にのイベリー子豚のレビュー・感想・評価

未来は裏切りの彼方に(2019年製作の映画)
4.0
「ポエマーな謎邦題も何のその」
「脚フェチ釘付けの」
「めくるめく【ながえスタイル】的」
「全方位型【NTR】劇場」
「スロバキア→現在の北朝鮮及びロシア専属傭兵」
ドイツ軍(ナチス)→現在のプーチン
主人公部隊の敵→ワグネル」
「《知らないうちにもう終戦してたの笑?》」
「《あなたの器の小ささを忘れていたわ》」
「壮大なBGMも秘密警察も死人も関係なし!!
どこまでも男女の泥沼愛憎劇でござい!」




これは読みが的中。


「東欧」「予告でのチラ見せ」「第二次大戦」

ここまできたら
不謹慎なイベ子のセンサーが大反応。


そう、ショータイムです。ありがてぇ。


もう、内容そっちのけ。

ストッキングのレース模様が
どれだけ拝めるかしか見えてない。(嘘)


つまり、本作に社会的な意義なんて
見出だす必要はないんです。


当時の
市井の人々が抱える苦痛とか
生活状況、政府の対応……
閉塞感と絶望なんて飾り付けのパセリでしかない。


若い男と美しい女。

トラブルと悲劇はそこにある。


ただ
言及しておきたいのは
物語としても普通に面白いということ。


やや駆け足で唐突、トンチキな展開はあっても
毒気多めの脚本がこちらを全然、飽きさせない。


しかもヒロインの一人、奥様が
【レイチェル・ワイズ】お姉さまに激似なんですよ。
キャー!

(ちなみに
主人公(?)はガチムチになった【ティモシー】。
悪女でもう一人のヒロインは【レディ・ガガ】系。)



正直、別の要素で大幅加点しているので
他人は全くオススメは出来ませんが
物好きな東欧史マニアの方は
『マッド・ハイジ』の前哨戦にどうぞ。




《まだ学んでないの?
絶体絶命のときまでは【どっちつかず】が一番よ》